経理担当者に必須のITスキル5つを確実に習得する方法とは?オンライン学習を活用しよう

急速に経理業務のクラウド化やAI事業の発展が進む現代で経理担当者として生き残るためには、ITスキルの習得が必須になってきています。ただ、忙しいビジネスマンが新しいスキルの習得にさける時間はそれほど多くはありません。

そこで今回は、経理担当者が習得したい5つのITスキルや、ITスキルを身につけるために知っておきたいオンライン学習について解説します。

経理担当者がITスキルを学ぶべき理由

経理担当者がITスキルを学ぶべき理由は、企業内で生き残るため

例えば、便利なクラウド会計システム等の発展によって、日常的に発生するテンプレートな経理業務は自動化されつつあります。AI技術が進化し、会計業務の多くをシステム化できるようになれば、経理という部署における人間の仕事も減っていくでしょう。

要するに、ただ単に経理業務ができるだけの人材は、将来的に職を失うリスクが高いのです。

ITスキルを持っているとプラスアルファの評価をもらえる

しかし、経理担当者がITスキルを持っていると話は変わります。業務効率化に役立つマクロを組んだり、会計データから経営状態等を分析してアドバイスしたりできるようになるためです。

経営者視点でコストカットに取り組める人材はけっして多くありません。ITスキルを習得してマネジメントまで手を伸ばせるようになれば、転職やキャリアアップもしやすくなるでしょう。

経理担当者が習得したい5つのITスキル

1.基本的なPCやタブレット等の操作スキル

ITスキルを身につけるにあたって、まず習得したいのがPCやタブレットの基本操作です。

デジタルネイティブと呼ばれる若年層でも、「ネットはスマホで見るからパソコンの操作方法はわからない」という人は少なくありません。しかし、経理や会計業務で膨大な数字を扱うには、パソコンの広い画面が必要不可欠です。

マウスやキーボードの操作、パソコンの設定方法などを自己解決できる程度のスキルを習得しておきましょう。

2.日常的な経理作業に必要な経理ソフトの操作スキル

東証一部上場企業を対象に、法政大学がおこなった研究によると、

  • 基本的な管理会計スキル
  • 財務的・分析的なスキル
  • 事業に関する知識
  • マネジメントに関する知識
  • コミュニケーション・スキル

のうち、どのスキルや知識が管理会計の担当者に必要かという質問に対する回答の第1位は「基本的な管理会計スキル」でした。[注1]

個人から大企業まで、ビジネスの経理業務は「会計ソフト」や「会計クラウドソフト」を使って管理するのが主流になっています。簿記や経理の知識も大切ですが、経理はそれ以上に「経理ソフト」「会計システム」に対する理解を求められる仕事です。

また、率先して経理ソフトの使い方をマスターすれば、「経理ソフトについてわからないことはこの人に聞けば何とかなる」という地位を築けます。「他の社員にはできないことができる」のは、社会で生き残る際に重要な要素です。

[注1]法政大学より:日本企業における管理会計担当者の役割・知識・経験についての実態調査[pdf]
http://www.hosei.ac.jp/keieigakkai/free-ks/ks_200704403/pdf/05.pm.pdf

3.各種経理ソフトのデータを分析するスキル

経理ソフトから出力したデータを分析し、経費の使いすぎやコストカットのアイデア、過去に実施したキャンペーンや宣伝活動の費用対効果等を経営層や現場へアドバイスできるようになれば、社内で重宝されるでしょう。

4.エクセル・ワード・アクセスなどを使いこなすスキル

エクセルやワード、アクセスなどの操作スキルを習得すると、マクロを組んで煩雑な入力作業を大幅に短縮したり、日々の業務を効率化したりできるようになります。また、特にエクセルのスキルを高めておくと、経理ソフトから出力したデータを自由自在に分析できるため、おすすめです。

コストカットや経営改善等のアドバイスをするにしても、わかりやすく見やすいプレゼン資料やグラフを作れる人と、そうでない人では社内会議での説得力も変わってきます。

5.最低限のネットワークリテラシー

社内情報をSNSで公開してしまう、社外秘の情報をプライベートのチャットで話して流出させてしまうといった情報管理を防ぐために役立つのが、ネットワークリテラシーです。

ネットワークリテラシーとは、インターネットやインターネット上のサービスを利用する上で知っておきたい、モラルやマナーのこと。SNSなど普段何気なく使っているツールでも、ソフトやアプリによってセキュリティーの強固さは違います。社内の情報セキュリティーを統一する意味でも、経理担当者は最低限のネットワークリテラシーを習得しましょう。

経理担当者はオンライン学習で必要なITスキルを学ぼう

経理担当者がITスキルを確実に身につけるために役立つおすすめの学習法として、ITスキルをオンラインで学べるサービスの利用が挙げられます。多くのオンライン学習サービスは動画を使っているため、時間や場所を問わずに新しいスキルを学べます。動画だと、実際にソフト等を動かす様子を確認しつつ学習を進められるのもポイントです。

通勤や休憩中などの隙間時間でも勉強できるため、忙しいビジネスマンのスキルアップに最適です。

社内で生き残り、業務を改善するためにITスキルが役立つ

経理担当者がITスキルを身につけると、自身の仕事を効率化しつつ売り上げの改善やコストカットにも取り組めます。IT化が進んだ現代で生き残るためには、ITスキルの習得が必須です。経理ソフトの操作や収集したデータの扱い方などを覚えて、社内での地位を確立しましょう。

ITスキルを習得して業務効率化ツールを使いこなす

ITスキルを習得したら、より業務を効率化させるために、「経費精算システム」や「ワークフローシステム」を導入しましょう。特にスマートフォン対応のシステムは外出先からの作業が可能になるので、テレワークをはじめ、多様化する現代の働き方にも対応できます。